✔ ドライブレコーダーは浮気調査で使えますか?
✔ どこに着目して選んだらいいですか?
この記事ではこのような疑問・お悩みにお応えします。
「社内不倫」ならぬ「車内不倫」という言葉があるように、車がパートナーと浮気相手とのデートや密会の場として使われるケースはとても多いです。そこで、「ドライブレコーダーからパートナーの浮気を見破ってうやろう」と考える方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は、これからドライブレコーダーを使って浮気調査したいと考えている方に向けて、浮気調査でドライブレコーダーを使うメリット、選ぶ際のポイント、パートナーへの勧め方などを解説していきたいと思います。ドライブレコーダー以外の浮気調査については以下の記事で解説しています。
そもそもドライブレコーダーって何?
すでにご存じの方も多いと思いますが、ドライブレコーダーとは何なのか簡単におさらいです。
ドライブレコーダーとは車のダッシュボートなどに取り付ける車載型の映像記録装置のこと。常時録画できるもの、衝撃前後を録画するもの、録音・GPS機能つきのものまで様々なものが開発されています。
もともとドライブレコーダーは交通事故状況の解明を目的として開発されましたが、近年は用途が広がっており、ドライバー自身が自分の運転技術をチェックするため、あおり運転を抑止するためなどに活用されることも多いです。
ドライブレコーダーを使った浮気調査で得られる情報は?
このように、もともとドライブレコーダーは浮気調査ではなく交通事故状況を解明するために開発されたものです。ただ、現実として車が浮気の道具として使われている以上、ドライブレコーダーを使って次のような情報を得ることができる可能性はあります。
✔ パートナーと浮気相手との関係性、親密度
✔ 浮気相手の顔、氏名、職業などの個人情報
✔ 行動した場所
✔ 次回の行動日程
✔ 不貞(※)の状況
※パートナーと不倫相手とが肉体関係をもつこと
ドライブレコーダーには必ずといっていいほど録音機能がついていますから、パートナーと浮気相手が車内で交わした会話の内容から、録音内容からお互いの関係性・親密度、浮気相手の個人情報、行動パターンなどがわかることがあります。
また、録画機能がついたドライブレコーダーを使えば、スキンシップや不貞の状況など音声だけではわからない情報がよりリアルにわかったりもします。あえてラブホテルには行かず、車をホテル代わりに使う人もいます。
そのほか、ドライブレコーダーの中にはGPS機能がついたものもあります。GPSを使えば、ほぼリアルタイムで行動を追ったり、過去の行動を調査することができるため、行動パターンをつかんだり、言動の矛盾点を追及するときには活用できます。
ドライブレコーダーは浮気の証拠になる?
ドライブレコーダーが浮気の証拠になるかはドライブレコーダーの記録の内容によります。
たとえば、パートナーと浮気相手とが車内で肉体関係をもったこと鮮明に記録されている音声や映像は、パートナーと浮気相手とが肉体関係をもったことを直接証明する有力な証拠(直接証拠)となりえます。
もっとも、それはドライブレコーダーの映像にパートナーや浮気相手の顔や行為が鮮明に記録されていればの話です。
そもそもパートナーや浮気相手の顔が映っていない映像顔は映っていても肝心の行為が映っていない(音声しかない)映像は、直接証拠よりかは証明力の弱い証拠(間接証拠)といわざるをえません。
ただし、他の証拠と組み合わせることで、パートナーや浮気相手の責任を追及するための武器として使うことはできます。追及の結果、パートナーや浮気相手が肉体関係をもったことを認めれば、自白という証拠を得ることができます。
浮気調査ではずせないドライブレコーダーの性能
ここからはドライブレコーダーを選ぶときに絶対に外してはいけないドライブレコーダーの性能について見ていきましょう。今後のドライブレコーダー選びの参考にしていただければと思います。
車内を録画するもの
まず、ドライブレコーダーには
■ 車外のみを録画するもの
■ 車外と車内を録画するもの
の2種類にわかれますが、必ず「車外と車内を録画するもの」を選びましょう。その理由は簡単で、車内を録画するものであれば、浮気相手の顔や肉体関係の情報を得られる可能性があるからです。
先ほど述べたとおり、パートナーが車をラブホテル代わりに使っていることがあり、車内で浮気相手と肉体関係をもったときはその場面が録画されている可能性があります。
また、浮気相手に慰謝料請求するには浮気相手が誰なのかを特定する必要があります。ドライブレコーダーに浮気相手の顔が録画されていれば、浮気相手の特定に大いに役立つでしょう。
車外にはパートナーと浮気相手が立ち寄ったラブホテルの外観や名称などが録画されている可能性もあり、今後の浮気調査に役立つ可能性があります。
常時録画(録音)するもの
次に、ドライブレコーダー本体の録画方式は
■ 常時録画
■ 検知録画
の2種類があります。
常時録画は、文字通り、車のエンジンをかけてから切るまで常時録画するもの。検知録画は、ドアの開閉や車の衝突などで車に何らかの衝撃が加わった場合に、その前後の場面を録画するものです。
このうち、浮気調査に向いているのは常時録画です。いつ決定的な証拠をつかめるかわかりませんから、常に録画できる機能がついたドライブレコーダーを選ぶべきです。
ただ、常時録画にはデメリットもあります。それが保存先のSD(またはmicroSD)カード(※)の容量を大幅に消費してしまうことです。容量を超えて記録すると前の記録が上書きされ見ることができなくなってしまいます。
そのため、SDカードは大容量のものを使う必要があります。録画時間は32GBであれば画質を落として5時間程度、最大の128GBであれば20時間程度が目安とされています。常時録画を選択する場合は予算の許す限り124GBを使用すると安心です。
※ドライブレコーダーのSDカードは、常時録画する場合、上書き保存されていくほど不具合が生じやすくなります。不具合が生じると肝心な映像や音声が記録されないことがありますので、定期的にフォーマット(初期化)するようにしましょう。
GPS機能付きのもの
次に、ドライブレコーダーはGPS機能がついてものを選びましょう。ドライブレコーダーによってはスマホやGoogle mapなどと連動するものもあります。GPS機能と一言でいっても機種によって使える機能が異なりますので、どんな機能がついているのかよく確認してから選ぶ必要があります。
GPS機能がついていると、その車がどこを走ったのか、どの場所に立ち寄ったのかある程度特定することができます。これによりパートナーの行動パターン(決まった日時に特定の場所に立ち寄っているなど)や言動の矛盾点(「〇〇に行く」と言っていたのに別の場所に行っていたなど)を確かめることができます。
なお、GPS機能によって明らかとなるのはあくまで相手の行動や立ち寄った場所であって、そこで誰と何をしたかまでは特定できません。GPS機能はあくまで「他の証拠の補助的な機能」という位置づけでいた方がよいでしょう。
録音機能があるもの
ほとんどのドライブレコーダーには録音機能がついていますが、稀についていないドライブレコーダーもあります。自分や車に乗せた人のプライバシーを守るためあえて録音機能がついていないドライブレコーダーを購入する人もいるようです。
ただ、浮気調査のためにドライブレコーダー使うのであれば、録音機能があるものを使うべきです。先ほど述べたとおり、車内で交わされる会話の中には、浮気相手の個人情報など映像からでは得られない情報が混じっている可能性があります。
録画機能のみのドライブレコーダーだと浮気相手の顔しかわかりませんが、録音機能もついているドライブレコーダーであれば、浮気相手のおおよその名前や住まい、職業などがわかることがあります。
ドライブレコーダーの購入を提案する方法
これからドライブレコーダーを取り付けるとして、悩みの種となるのがどんな理由でドライブレコーダーを購入し、車に取り付けるかということではないでしょうか?
ドライブレコーダーは普段、夫婦で使っている車に取り付けると思いますが、パートナーに無断で取り付けるとパートナーにあなたが浮気を疑っていることを感づかれる可能性があります。
そうするとパートナーの警戒心が高まり、その後の調査が極端に難しくなります。また、逆にパートナーに詰め寄られて関係が悪化することも考えられます。こうした事態は絶対に避けなければいけません。
そこで、以下では、パートナーに浮気を疑っていることを感づかれないよう、どんな理由でドライブレコーダーを購入し、車に取り付ければよいのかご紹介していきたいと思います。
あおり運転を口実にする
まず、あおり運転を口実に購入、取り付けをすすめてみることです。
数年ほど前から、悪質なあおり運転がテレビやインターネットで取り上げられるようになっています。そして、あおり運転の抑止のためにドライブレコーダーを設置する人が増えていることはパートナーも知っているはずです。
そこで、テレビなどであおり運転が取り上げられたタイミングで、パートナーに「うちもドライブレコーダーを設置してみない?」と提案してみましょう。あるいは実際にあおり運転の被害にあったタイミングで提案してみるとより効果的かもしれません。
「事故から家族を守るため」と提案する
次に、「事故から家族を守るため」と言って購入、取り付けをすすめてみることです。
車にドライブレコーダーを取り付けておけば、万が一家族が不慮の交通事故にあったときでも、映像などから交通事故の状況を明らかにできます。ドライブレコーダーが適切な賠償金を得ることに役立つかもしれません。
最近は、ドライブレコーダー付きの自動車保険を販売している保険会社もあります。自動車保険の更新のタイミングで乗り換えるのも一つの方法です(※ただし、保険会社のドライブレコーダーをよく確認した上で契約しましょう)。
キャンペーン期間中に提案する
最後に、ドライブレコーダーのキャンペーン期間中に購入、取り付けを提案してみることです。
ただ、いきなり提案すると怪しまれる可能性がありますから、伏線を貼っておく必要があります。すなわち、普段からパートナーとドライブレコーダーの話をし、購入したドライブレコーダーの目星をつけておきます。
そして、目星をつけていたドライブレコーダーがディスカウントされたタイミングで購入を提案するのです。春先や初秋などのレジャーシーズンはディスカウントされやすいタイミングです。スマホなどでこまめに情報をチェックしておきましょう。
ドライブレコーダーを使って浮気調査するときの注意点
ドライブレコーダーで浮気調査するときは次の点に注意しましょう。
有力な証拠をつかめるわけではない
まず、必ずしもドライブレコーダーで有力な証拠をつかめるわけではないことです。
そもそもパートナーがドライブレコーダーで浮気調査できることを知っていれば、浮気の証拠をつかむことは不可能です。はじめは知らなくても誰かから、あるいはどこかで入れ知恵されて対処されることも考えられます。
また、ドライブレコーダーが会話をきれいに録音できていなかったり、車内が暗く相手が誰なのか、誰と何をしているのかわからない場合もあり、そうなると証拠として使うことはできません。質の低い証拠をぶつけても言い逃れされてしまう可能性が高いです。
バレる可能性がある
次に、ドライブレコーダーに限らず、どんな手段を使って証拠を集めるときもパートナーに浮気を疑っていること、浮気調査していることがバレる可能性があることです。
一度バレると、すでに述べたように、浮気の証拠集めが難しくなり責任追及が難しくなったり、パートナーとの関係が悪化して離婚せざるをえない状況にまで関係が悪化してしまう可能性があります。
ドライブレコーダーでの浮気調査が難しいときは探偵に相談
これからご自分で浮気調査を始めようとされている方はこうしたリスクがあることを念頭に置き、自分で浮気調査すべきなのか、できるのか、あるいはプロの探偵に依頼すべきか、一度立ち止まって考えてみる必要があります。
もし、ご自分で調査することが難しい、限界を感じるという場合や自分で調査すべきでない(探偵に依頼すべき)場合(※)は、はやめに探偵に相談、依頼することをおすすめします。
探偵に依頼すれば、バレるリスクを抑えつつ質の高い証拠を集めてくれることはもちろんですが、精神面でも楽になれる可能性があります。近年は、カウンセラーを常駐させ、精神面のサポートも充実させる探偵事務所も増えてきています。
不倫・浮気でお悩みの場合は一人で悩みを抱えるより、まずは気軽に探偵に相談してみてはいかがでしょうか?探偵に相談したからといって依頼しなければならないわけではありません。相談するだけでも気持ちがグッと楽になりますので、気軽に相談してみましょう。
※離婚、慰謝料請求を考えている場合、不貞の証拠を集める必要がある場合