- 探偵と行政書士との違いは?
- 両者の関係は?
この記事ではこのような疑問、悩みにお応えします。
探偵との違いでよく混合されやすい職業が弁護士や警察ですが、今回は、行政書士との違いについて詳しく解説します。この機会に探偵や行政書士がやること、できること、探偵と行政書士との違いや両者の関係性などについて知っていただければと思います。
探偵は尾行、張込みなどを行う人
まず、探偵は、人の所在や行動に関する情報を収集するために尾行や張込み、聞き込みなどを行います(探偵業法2条1項)。浮気調査は「人の行動に関する情報」を収集するための調査で、尾行等を駆使しながら浮気を証明する証拠を集めたり、浮気相手に関する情報(職場、住所など)を調査してくれます。
行政書士は法的書面を作成するプロ
一方、行政書士は契約書などの法的書面を作成する専門家です。浮気や離婚の場面では離婚協議書、誓約書、示談書、慰謝料請求書(内容証明)を作ることが多いでしょう。なお、報酬を得る目的で法的書面を作ることができる権限をもっているのは弁護士、行政書士などの専門家で、探偵はその権限をもっていません。
探偵と行政書士との関係
探偵が集めた証拠に基づいて離婚や慰謝料請求し、話し合いにより合意できれば、行政書士が合意内容を離婚協議書や示談書などの法的書面にまとめることも可能です。
このように、探偵の業務と行政書士との業務は関連している部分もあるため、MR探偵社などのように行政書士が在籍している探偵事務所、あるいは行政書士と提携している探偵事務所も多いです。
こうした事務所に依頼すれば自分で浮気の証拠を集めることはもちろん、自分で法的書面を作ったり、行政書士を探す手間や負担を省けます。つまり、浮気の証拠集めから離婚や慰謝料請求などの法的手続きまでをワンストップで解決することも可能です。
なお、探偵や行政書士があなたの代わりに相手と交渉することはできないため、相手との話し合い自体はあなたご自身で行っていただく必要があります。