✔ セックスレスで浮気されても慰謝料請求できますか?
✔ セックスレスの原因は何でしょうか?
✔ セックスレスはどうやったら解消でいますか?
✔ セックスレスを理由に離婚や慰謝料請求されますか?
この記事ではこのような疑問、悩みにお応えします。
セックスレスでお悩みの夫婦は実に多いです。しかし、デリケートな問題なだけに第三者にはもちろん、夫婦の間でも話し合うことをタブー視している方も多いのではないでしょうか?
この記事ではセックスレスの原因や解消法、セックスレスと慰謝料、離婚との関係についてまで詳しく解説していきたいと思います。セックスレスでお悩みの方のお役に立てれば幸いです。
セックスレスの定義
まず、そもそもセックスレスとはどのような状態をいうのかみていきましょう。この点、1994年、医師や社会学者らで構成する日本性科学会は、セックスレスを次のとおり定義づけしています。
特殊な事情が認められないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシャルコンタクト(※)が1か月以上なく、その後もその状況が長期にわたることが予想される場合
※キス、ペッティング、裸でのベットインなども含まれる
この定義からすれば、最低「1か月間」肉体関係がないことをセックスレスというようです。ただ、セクシャルコンタクトとは、キスやペッティング、裸でのベットインも含まれるとのことですから、セックスだけに限定すれば、もっと期間が延びる可能性はあります。
なお、レタスクラブ編集者が2021年(令和3年)5月21日~同月30日に実施したアンケート結果(回答者「826人」中、既婚女性(離婚経験者を含む)「595人」を抽出)によると、「1か月以上」と回答した方は少数派で、少なくとも3か月以上セックスがない状態をセックスレスと考えている方が多いことがわかります。
質問:夫婦の性交渉がない期間、どのくらいが「セックスレス」だと思いますか?
- 1ヵ月以上:15.8%
- 3ヵ月以上:18.5%
- 半年以上:21.3%
- 1年以上:25.5%
- 2年以上:2.9%
- 3年以上:16%
セックスレスは浮気原因の一つ
では、セックスレスは浮気原因なのでしょうか?
この点、コンドームの製造で有名な相模(SAGAMI)ゴム工業が、以下の調査結果(2018年に全国の20代~60代の男女に行った調査の結果)を発表しています。
Q:結婚相手/交際相手以外にセックスする相手はいますか?
A:
男性:「特定の相手が1名いる」 16.8%
「複数名いる」 4.3%
「特定ではないがいる」 5.3%
「いない」 73.5%
女性:「特定の相手が1名いる」 13.6%
「複数名いる」 0.9%
「特定ではないがいる」 0.7%
「いない」 84.8%
また、上記で「セックスをする相手がいる」と回答した方が「1か月に結婚相手/交際相手以外とセックスする回数」は、男性が平均で2.7回、女性が2.1回とのことです。
次に、マイナビニュースが2018年に自身の会員(男女)に行った調査結果をご覧ください。男女ともセックスレスを浮気原因としてあげていることがわかります。
質問:仮にあなたが浮気、不倫するとして、主な原因は何だと思いますか?(男性)
1位 魅力のある異性の出現 48.5%
2位 パートナーへの不満 36.3%
3位 パートナーとのマンネリ化した関係 32.3%
4位 パートナーとのセックスレス 28.1%
5位 パートナーとの時間の共有不足 18.6%
6位 パートナーの浮気 17.8%
7位 自分の男性としての魅力の確認 13.6%
8位 将来への不安 8.0%
9位 その他 3.2%
引用:500人の男に聞いた「浮気・不倫する男の特徴10個」と「行動心理」
(女性)
1位 魅力のある異性の出現 48.9%
2位 パートナーへの不満 41.7%
3位 パートナーとのマンネリ化した関係 23.9%
4位 パートナーの浮気 23.1%
5位 パートナーとの時間の共有不足 20.9%
6位 パートナーとのセックスレス 20.9%
7位 自分の男性としての魅力の確認 14.1%
8位 将来への不安 10.5%
9位 その他 3.2%
セックスレスなのだからパートナー以外の異性と肉体関係をもっても仕方がない、セックスレスになったのはパートナーに責任がある、という心理状態になってしまいやすいことも一因として考えられます。
「セックスレス=浮気していい」ではない
このように、セックスレスは浮気原因の一つですが、だからといって浮気していいことにはなりません。浮気の原因がセックスレスだったとしても、パートナーと浮気相手が肉体(不貞)関係をもったことが事実であればそれはあなたに対する立派な不法行為であって、パートナーにも浮気相手にも慰謝料請求することができます。また、不貞は裁判上の離婚理由でもあります。
なお、浮気相手に慰謝料請求した際、浮気相手からセックスレスだったことを指摘され、夫婦の婚姻関係が破綻していたから慰謝料を払う義務はないとの主張をされることがあります。しかし、単にセックスレスというだけで、夫婦の婚姻関係が破綻したと認められることはまずありません。落ち着いて対処しましょう。
- 不倫慰謝料の相場は?請求の条件、手順、注意点を解説
- 浮気相手への慰謝料の請求方法 | 相場や条件、手順、注意点を解説
- 婚姻関係破綻後の不貞 | 慰謝料はどうなる?破綻か否かはどう決める?
セックスレスの原因
セックスレスは浮気原因の一つではありますが、では、そもそもどうしてセックスレスになってしまうのでしょうか?男女が考えるセックスレスの原因をみていきましょう。
男性(夫)編
まず、男性(夫)が考える主なセックスレスの原因は
✔ 妻に異性としての魅力を感じなくなったから
✔ 妻に拒否されるから、面倒くさがられるから
✔ 一人で処理した方が楽だから
✔ 仕事で時間や気持ち、体力に余裕がないから
✔ 勃起不全(ED)だから
などをあげることができます。
このうち、一番多い原因が「妻を一人の女性(異性)として見ることができなくなった」、「妻に異性としての魅力を感じなくなった」という点です。
男性は内面よりも外見を重要視する傾向にあります。また、結婚をゴールととらえ、妻が化粧、髪型、洋服、容姿・体型に気を遣わなくなりはじめると徐々に妻に対する気持ちが萎え、妻を一人の女性として見なくなる可能性があります。
特に、注意したいタイミングが「妊娠・出産時」です。女性は妊娠・出産を経て心も身体も変わります。それも自分の妻だと受け止めてくれればよいいのですが、残念ながらすべての夫がそうとは限りません。
また、妊娠・出産のタイミングでどうしても、妻の関心は夫よりも子供や自分自身の身体にいきがちです。そうすると、徐々に夫は寂しさや疎外感を覚え、自分に関心をもって接してくれる異性に心を移してしまう可能性があるのです。
女性(妻)編
次に、女性が考える主なセックスレスの原因は
✔ 夫に相手している余裕がないから
✔ 夫を一人の男性として見ることができないから
✔ セックスに興味がないから
などをあげることができます。
妊娠・出産を経て夫の妻を見る目が変わるのと同様に、妻の夫を見る目も変わります。また、家事・育児に加えて外に働きに出るとなると、体力的・精神的にセックスする余裕などないというのが正直なところでしょう。
また、婚姻生活が長くなればなるほど、お互いに対する不平・不満が出てきます。それをその都度解消できればよいのですが、女性はその不平・不満をいつまでも自分の中でため込んでおく傾向にあります。
そして、その不平・不満が許容範囲を超えた段階で夫を生理的に受け付けない存在とみなしてしまうのです。いったん夫をこのような存在とみなしてしまうと、夫を以前と同様に受け入れるのには時間がかかってしまいます。その他、セックス自体に興味がない、というのも原因の一つと考えられます。
セックスレスの解消法
では、セックスレスにならないために、あるいは、セックスレスを解消するためにどうすればよいのでしょうか?ここからはそのヒントをご紹介していきます。
コミュニケーションの取り方を見直す
まずは、普段のコミュニケーションの見直しからです。特に、見直しが必要なのは女性より男性の方でしょう。
多くの男性は、無意識のうちに「セックスは自分の性的欲求を満たすもの」ととらえる傾向にあります。しかし、ここが女性の認識との大きな違いです。女性にとってセックスとはコミュニケーションの一部なのです。
そして、女性は普段のコミュニケーションによって男性が心を許せる人なのかどうかを慎重に見極め、コミュニケーションが取れると思えば心を許し、逆に取れないと思うとまったく心を開こうとしません。
そのため、普段のコミュニケーションの取り方が間違っている場合、その問題を改善できなければ、セックスレスの問題も解消できないと考えておいた方がよいでしょう。
男性はこのコミュニケーションを度外視しして、「どうやったら女性を気持ちよるできるだろう」、「満足させられるだろう」という小手先のテクニックばかりに目を向けがちです。
しかし、目を向けるべきなのはテクニックではなく目の前にいるあなたの妻とのコミュニケーションです。女性がコミュニケーションで重要視するのは「共感」、「受容」ですから、まずは普段のコミュニケーションで以下のことを心がけてみるとよいでしょう。
■ はじめから解決策を示さない
■ 妻の意見が間違っていると思っても、いったん受け入れる
■ 自分の意見を言うときは、妻の意見を聞き終わってから
スキンシップを心がける
セックスレスになっている場合、いきなりセックスをすることに抵抗がある方も多いでしょう。その場合は、スキンシップからはじめてみるとよいでしょう。
妻(夫)が疲れているしぐさを見せたら「肩をもみましょうか。」などといって肩もみするのも立派なスキンシップです。あるいは、お風呂上りにマッサージをしてあげるのもよいですね。同時にパートナーへの思いやりや感謝の気持ちも伝えることができて一石二鳥です。
ソファーをお持ちでない場合は購入を検討してみましょう。ソファーだと対面ではなく、横に並んで座ることができます。そうすると自然とお互いの距離を縮じめることができ、太腿や膝などへのボディータッチなどスキンシップを取りやすい状況を作れます。雰囲気がよくなれば、そこからセックスに発展させることもできます。
また、外出時には手をつなぐ、腕を組むなどして徐々にお互いの距離を縮めていきましょう。そして、最終的にはお風呂に一緒に入るところまで行けば心も身体も一体化できます。自宅のお風呂が狭い場合は、家族風呂を利用する手もあります。ハードルが低くなって抵抗感なく一緒に入ることができますし、日頃とは違う雰囲気を味わうことができリフレッシュにもなります。
性生活について話し合う
セックスレスとなると夫婦であってもセックスについて話すのをタブー視しがちです。しかし、夫婦だからこそ積極的に話し合うべきです。
「セックスレスでも普段からコミュニケーションを取れているから心配ない」という夫婦は無理に話す必要はありません。しかし、セックスレスが原因で浮気されそう、浮気されていそうという場合は、勇気をもってきちんと話し合うべきです。
近年は共働き夫婦も増え、意識していないとすぐにセックスレスになってしまう可能性があります。前述のとおり、特に女性が妊娠、出産した後は要注意です。
妊娠、出産前はお互いのことだけに集中すればよかったのですが、妊娠、出産後はそうはいきません。特に、女性は自分の身体や子供のことだけで目いっぱいで、正直とても夫のことなどかまっていられないという状況になります。
そういうときこそ、妻が妊娠したタイミング、出産したタイミングで、意識して今後の性生活やセックスに関するルール作りをしておきましょう。夫は妻の身体に関して無知な部分が多いですから、ルール作りは妻が積極的にリードすべきです。
妻から話をもちかけられた夫にも、「オレのこともきちんと考えてくれている」という気持ちが伝わり、浮気防止にもつながります。
気持ちを言葉で伝える
セックスレスを解消するには、自分の中にため込んでいる気持ちをきちんと相手に伝えることも必要です。
それをせずに、「外見が変わってしまったから」、「疲れているから」などと、どこか自分以外のせいにしてしまうことはとてももったいないことです。
外見が変わってしまったことでセックスを拒否しているのであれば、パートナーに変わって欲しいことを具体的に伝えるとよいでしょう。また、疲れを理由にセックスを拒否しているのであれば、単に「疲れた」と言うのではなく、ご自分の状況を丁寧に相手に説明することが必要です。断り方にも注意しなければいけません。
特に、女性の場合は、生理やホルモンバランスの乱れから、どうしてもセックスを受け付けないというタイミングもあるでしょう。そうした場合にも、単に「したくない」とだけ伝えるのではなく、ご自分の体調面から今はセックスできないということを男性に丁寧に伝えることが必要です。
セックスに限らず、普段の夫婦生活でも、「話さなくてもわかる」、「夫(妻)なら言わなくても当然だ」の話はもはや通用しません。自分の率直な気持ちをパートナーに言葉で伝える、伝えることができるのが夫婦であることを肝に銘じておきましょう。
二人だけの時間を作る
子供がいる方は、子供ができる前の夫(妻)と二人だった頃を思い出してみてください。今よりもお互いのことを「異性」としてみることができ、セックスの機会も今よりは多かったのではないでしょうか?
しかし、子供ができた途端どうでしょう。いつしか男性は「父親」、女性は「母親」に変わり、子供からも「パパ・ママ」、「父親・母親」と呼ばれ、お互いを「異性」としてみることができなくなった、という方も多いと思います。
そこで、ここでもう一度、子供ができる前の恋人時代にタイムスリップする、つまり二人だけの時間を作ってみてはいかがでしょうか?問題は仕事、家事・育児で忙しい中、どうやって二人の時間を捻出するかでしょう。
ただ、そこは、夫婦で家事・育児を分担しながらなんとか捻出するしかありません。まずは、生活スタイルに応じて家事・育児をどちらがどれだけ負担するのか話し合うこと(ルール作り)が必要です。また、ルールを作ったとしてもそれに縛られることなく、状況に応じて柔軟に対応し、定期的にルールを見直しアップデートしていくことも必要です。
異性としての魅力を取り戻す
「セックスレスの原因」でご紹介しましたが、セックスレスの原因はあなたが夫(妻)から異性して見られていない、つまり、異性としての魅力が失われているからかもしれません。そこで、以下では、夫と妻、それぞれにわけて異性としての魅力を取り戻すヒントをご紹介します。
男性(夫)編
女性が男性に魅力を感じるのは、女性が男性に、
✔ 頼れる、信頼できる
✔ 甘えることができる
と感じたときです。
しかし、結婚した途端、子供ができた途端、暴飲暴食、休日は家でダラダラ、ゲームばかり、、妻には厳しく自分には甘い、モラハラ気質、、そんな状態が続くと、妻は夫に幻滅するでしょう。
確かに、仕事で忙しい、疲れているから、家の中や休日くらいは好きなものを食べたい、家でダラダラしたい、そういう気持ちになるのはよくわかります。
しかし、忙しい、疲れていることを言い訳にしてはいないでしょうか?健康的な生活を送って欲しいのは、何よりも自分自身のためであり、ひいてはそれが妻や家族のためにもなるという意識に変えましょう。
また、より大切なのが妻に対する感謝や思いやりの気持ちをもつことです。女性よりも男性の方が、パートナーにやってもらっていることを「当たり前」のようにとらえ、感謝や思いやりの気持ちをもたなくなる傾向にあります。
まずは、妻があなたを生涯のパートナーとして選んでくれたことに感謝し、普段から感謝や思いやりの気持ちをもち、その気持ちを言葉や動作で具体的に表現していくことが大切となります。
女性(妻)編
女性が重要視してほしいのは「色気」です。この色気を出すのに容姿や年齢は不問です。
✔ 洋服、パジャマ、下着
✔ 装飾品
などをもう一度再点検してみましょう。
「匂い」を意識してみるのもよいです。嗅覚は喜怒哀楽や本能行動をつかさどる大脳辺縁系と直接つながっていることが医学的にも明らかになっていますから、男性の生殖本能を呼び覚ます効果を期待できます。日頃使っているシャンプーやトリートメント、香水を見直してみましょう。
また、色気のほか日頃の夫に対する言動にも要注意です。男性よりも女性の方が言語能力が高いですから、女性はつい口が先走って夫をけなしたり、批判したり、自分の不平・不満ばかりを夫にいいがちです。
しかし、あなたが思っている以上に男性はプライドの高い生き物です。常に命令口調だったり、夫を自分や子供、ペットよりも下の存在だと位置づけてしまうと、徐々に夫のあなたに対する愛情は萎え、セックスレスに陥ってしまうでしょう。まずは、夫を敬い、感謝し、労いの言葉をかけてあげることが大切です。
セックスレスを理由に離婚できる?
セックスができない夫婦は夫婦ではない、だから、セックスレスを理由にパートナーから離婚を迫られるのではないか?と心配される方(特に女性)は多いです。しかし、そもそも協議、調停、審判離婚では、理由はなんであれ、お互いが離婚に合意しなければ離婚できません。
また、あなたが離婚を拒否するため、パートナーが裁判離婚を請求してきた場合は、パートナー側がセックスレスが「婚姻を継続し難い重大な事由」にあたることを証明しなければなりません。
セックスレスが「婚姻を継続し難い重大な事由」にあたる場合とは、セックスができる状況であるのに、正当な理由もなく、長期間にわたりセックスを拒否し続けてきた、というような場合です。
たとえば、お互いに年齢は若く、セックスできる状況であるにもかかわらず、長期間にわたって拒否し続けてきたというような場合は離婚が認められる可能性があります。
一方、病気や障害、高齢、単身赴任などの理由からセックスすることが困難な場合、セックスレス解消に向けて何らの努力もしていない場合などは離婚が認められない可能性が高いです。
セックスレスを理由に慰謝料請求される?
セックスレスになると離婚のほか慰謝料を請求されないか心配される方もおられます。しかし、そもそも慰謝料は、一方当事者が違法・有責な(責任・非がある)行為を行い、それによって夫婦の婚姻関係を破綻に追い込み、精神的苦痛を被ったといえるからこそ発生するものです。
しかし、セックスレスの場合、夫婦の婚姻関係が破綻する状況になったことにつき、あなたにも一定の落ち度はあるでしょうが、パートナーにも一定の落ち度がある場合がほとんどです。つまり、夫婦のどちらかに非があると一方的に決めつけることができないことが通常でしょう。そのため、セックスレスを理由とする慰謝料請求は難しいといえます。
もっとも、離婚のところでも述べたように、セックスができる状況であるにもかかわらず、正当な理由なく、長期間にわたりセックスを拒否し続けてきた、という場合は、あなたに夫婦の婚姻関係を破綻させたことにつき一方的な落ち度があるとされ、慰謝料を請求されてしまう可能性がありますので注意しましょう。
まとめ
セックスレスは浮気原因の一つです。セックスレスでお悩みの場合は、まずはその原因を特定し、その原因ごとの対策をとっていく必要があります。この記事ではそのためのヒントをご紹介させていただきました。
パートナーからセックスレスを理由に離婚を切り出されても慌てる必要はありません。裁判以外では、あなたが離婚に合意しない以上、離婚は成立しないからです。また、セックスレスを理由に慰謝料請求できるのは、セックスができる状況であるにもかかわらず、正当な理由なく、長期間にわたりセックスを拒否し続けてきた、というような場合です。