✔クレジットカードの利用明細から浮気を見破る方法が知りたい?
✔利用明細を勝手に見ると違法ですか?
✔利用明細は浮気の証拠になりますか?
✔利用明細以外にどんな証拠を集めたらいいですか?
この記事ではこような疑問、お悩みにお応えします。
浮気するにはお金が必要です。食事代、ホテル代、デート代、浮気相手へのプレゼント代など様々な出費がかさみますが、これらをパートナーがクレジットカードで支払っている可能性がある場合は、クレジットカードの利用明細を見てみることも浮気を見破るための一つの方法といえます。
そこで、今回は、クレジットカードの利用明細から浮気を見破る方法や注意点などを詳しく解説していきます。ぜひ今後の浮気調査の参考にしていただけると幸いです。なお、クレジットカードの利用明細以外の証拠や証拠の集め方については、以下の記事で詳しく解説しています。
クレジットカードの利用明細から浮気を見破る方法
それでは、クレジットカードの利用明細から浮気を見破る方法をみていきましょう。
利用明細の取り扱い方から見破る
まず、パートナーのクレジットカードの利用明細の扱い方に注意します。
ご存知のとおり、クレジットカードの利用明細には様々な利用履歴がのっていますから、パートナーが利用明細を見せてくれない、見せてくれなくなった、という場合は浮気を疑った方がよいでしょう。
また、これまで自宅に届いていたクレジットカードの利用明細が届かなくなった場合も要注意です。パートナーが紙の利用明細からweb明細に切り替えたり、利用明細の送り先を自宅以外の住所(浮気相手の住所など)に変更している可能性があります。
引き落とし口座から見破る
もし、あなたが引き落とし口座を管理しているのであれば、お金の減り具合を確認することができます。ここである一定の時期から急に引き落とし額が増えた、という状況であれば浮気を疑ってみる余地はあります。
今まで家計をきちんと管理してこなかった場合は、これから家計を管理していくことを口実に(パートナー名義の)引き落とし口座を管理することにすれば、パートナーに浮気を疑っていることを感づかれずに済むでしょう。
※新しいクレジットカードを作っていたら?
中には浮気用のクレジットカードを作るパートナーもいます。それでも引き落とし口座までは目が行き届いていない可能性もあります。引き落とし口座は従前の口座と指定している可能性もありますので、念のため口座をチェックしてみましょう。
明細書の内容から見破る
クレジットカードの利用明細を見ることができた場合は次の点をチェックしましょう。
利用日
利用日に着目すると、
■ 出張と言っていたのに、出張とは関係のない買い物をしている
■ 特定の日にラブホテルを利用している
など矛盾点や行動の規則性を発見できる場合があります。行動の規則性を見つけることができれば、的を絞った調査ができやすくなりますね。また、探偵に依頼する場合は探偵に的を絞った調査を依頼でき、調査費用の節約にもつながります。
浮気で車を使っていて、ガソリン代やETC料金をクレジットカードで払っている場合は明細書から利用日や店舗、料金所がわかることがあります。これらの情報がわかれば、パートナーが浮気相手といつ、どの辺りで会っているのか検討をつけることができます。
利用店舗名、会社名など
パートナーの行動が怪しいと思った日の利用店舗名、会社名などは写メ(orメモ書き)しておきたいところです。浮気のデートでは比較的高い金額のものをクレジットカードで払うことが多いでしょうから、利用金額から、
■ レストラン
■ ラブホテル
■ ジュエリーショップ
などを使ったのではないかと推測することができるかもしれません。
明細書に利用した施設名がズバリ書かれていないことが多いですから、写メ(orメモ書き)した後はインターネットで検索して可能な限り店舗名、会社名を特定します。
店舗名、会社名ではなく決済代行会社名しか記載されていない場合でも、代行決済会社を検索すれば、そこから店舗名、会社名を特定できることがあります。
利用金額
先ほども述べたとおり、利用金額が大きいものは「浮気で使ったものではないか」と疑った方がよいでしょう。金額が大きければ大きいほど、クレジットカードが
■ 浮気相手との旅行、食事
■ 浮気相手とのプレゼント
などに使われた可能性があります。
利用金額が小さくても、利用日、利用店舗名・会社名などから「気になる」と思った場合は忘れず写メ(orメモ書き)しておきましょう。後日、役に立つことがあるかもしれません。
もし、何か大きな買い物をしたのではないかと疑う場合、その物が今どこにあるのかも気に留めておくとよいでしょう。あなたの家に見当たらない場合は浮気相手に買ったものかもしれません。
利用明細のチェックに加えて日記をつけよう
クレジットカードの利用明細だけで浮気を確証できればよいですが、なかなかそういうわけにもいきません。利用明細だけでは誰と、何をしたかまでは証明できないからです。仮に、利用明細から「高級レストランの利用日、店舗名」がわかったとしても、会社の同僚と食事しただけかもしれません。
そこで、浮気されたかな?と感じたら、クレジットカードの利用明細のチェックに加えて、パートナーの言動等に関する日記をつけておくことをおすすめします。利用明細だけでは見えてこなかったパートナーの言動の矛盾点や行動パターンが、日記と照らし合わせることでみえてくることがあるからです。
照らし合わせる際は、特に、「土日」、「残業日」、「帰りが遅くなった(遅くなると言われた)日」、「出張(と言われた)日」、「社員旅行(と言われた)日」、「友達とお茶すると言って出かけた日」、「一人で買い物に行くと言って出かけた日」などを重点的にチェックしましょう。
本人以外が利用明細を見るのは犯罪?
クレジットカードの利用明細から浮気を見破るといっても、集める過程で犯罪を犯してしまうと意味がありません。違法行為によって集めた証拠は浮気の証拠として使えない可能性があるからです。以下で、どんな行為が犯罪にあたるのか確認しておきましょう。
封書を開封することは?
「親展」と書いてある封書をパートナーに無断で開封した場合は信書開封罪(刑法133条)に問われる可能性があります。罰則は「1年以下の懲役又は20万円以下の罰金」です。
なお、仮に、親展扱いでなくても、パートナーの警戒心が強い場合は注意が必要です。未開封の封書を開封するとパートナーに行動を怪しまれ、パートナーの警戒心が強まって証拠集めが難しくなります。パートナーとの関係が悪化する可能性もあります。
クレジットカードの利用明細が封書の場合は開封されたものをチェックした方が安心です。
web明細を見ることは?
近年は、封書ではなくインターネット(web)で明細を確認することが増えています。ただ、他人のIDとパスワードを使ってログインする行為は不正アクセス禁止法の「不正アクセス(行為)」にあたります。罰則は「3年以下の懲役又は100万円以下の罰金」です。
夫婦だからといって許されるわけではありません。web明細をみて入手した情報でも、不正アクセスで手に入れた情報だとわかればやはり浮気の証拠として使うことはできません。
どうしてもweb明細を見たいときは、何かしらの理由をつけてパートナーの承諾を得た上で見るしかありません。
クレカの利用明細は浮気の証拠になる?
浮気の証拠といえるためには、その証拠によって肉体関係(不貞)があったことを証明できなければなりません。では、クレジットカードの利用明細で肉体関係を証明できるかといえば答えは「NO」です。クレジットカードの利用明細だけでは、誰と、何をしたかまでは証明することができないからです。
とはいえ、クレジットカードの利用明細を集める(チェックする)意味がまったくないわけではありません。クレジットカードの利用明細と日記を照らし合わせ、パートナーの言動の矛盾点や行動パターンをつかむことができれば、浮気をしていることへの一定の心証をつかむことができるからです。
パートナーの行動パターンをつかむことができれば、その後の浮気調査を効率よく進めることができ、より決定的な証拠を集めることが可能となります。探偵に依頼する場合は的を絞った依頼ができ、調査期間の短縮、調査費用の節約にもつながります。
さらに、クレジットカードの利用明細と他の証拠を組み合わせることで、肉体関係の証明ができなくても慰謝料を支払わせることができる場合もあります。その意味でも、クレジットカードの利用明細を調査する意味がまったくないとはいえません。
クレカの利用明細以外にも集めたい証拠
先ほど述べたとおり、クレジットカードの利用明細だけでは浮気の証拠としては不十分です。また、パートナーがweb明細を使っている場合やそもそもクレジットカードを使っていない場合は利用明細を集めることができません。そのため、浮気調査では、クレジットカードの利用明細と並行して以下のような証拠も集めておきたいところです。
スマホ内の情報(写真・動画、メール)
パートナーのスマホをチェックできる場合は、スマホ内の写真・動画をチェックしてみましょう。浮気相手との性交渉に関する写真・動画は決定的な証拠となりえます。そのほか、余裕があれば、トークアプリ(LINE、カカオなど)、SNSなどもチェックしてみるとよいです。
スケジュール帳、日記帳
機会があればパートナーのスケジュール帳や日記もチェックしてみましょう。スケジュール帳や日記に休日出勤する日や出張する(した)日などを把握しておきます。そして、後日、クレジットカードの利用明細と照らし合わすことができれば、パートナーの言動の矛盾点や行動の規則性を見つけることができる可能性があります。
領収証
パートナーが休日出勤した日、残業した日などの後に、機会を見つけて財布や背広のポケットなどをチェックしてみるのもよいです。意外と浮気につながる領収証が入っている可能性があります。領収証はクレジットカードの利用明細よりも集めやすく見やすいため、一度、トライしてみる価値はあります。
交通ICカードの利用履歴
パートナーが通勤などで交通系ICカードを使っている場合は、その履歴を取得するのも一つの方法です。履歴からは電車に乗降した「駅」、「時間」がわかります。いつも利用する駅とは異なる駅を利用している場合や使う時間帯が遅い場合などは浮気を疑うきっかけにはなります。
Suicaの場合は、スマホがICカード対応用であれば、専用のアプリをダウンロードするだけで簡単に取得できます。Suica以外でも、パートナーを誤魔化してICカードを借り、駅の券売機で印字する、専用のカードリーダーを使うなどして利用履歴の取得してみるとよいでしょう。
通帳(写し)
クレジットカードはパートナーの名義でも、引き落とし口座の通帳はあなたが管理している、というケースも多いかと思います。そのため、毎月の引き落とし額を把握することは可能ですね。引き落とし額が普段よりも多い場合はクレジットカードが浮気に使われている可能性があります。
証拠集めに困ったら探偵に相談しましょう
クレジットカードの利用明細をはじめとする証拠は個人で集めることも可能です。ただ、多くの方は証拠集めだけに専念することはできず、ご自身の生活と並行しながら集めていかなければいけません。当然のことながら時間的、体力的、精神的な面から限界が出てきます。
また、肉体関係を証明する証拠をつかむためには、尾行や張込み、夜間撮影などの高度な技術力が要求されます。しかし、多くの方がハイテクな機材を持っているわけではないでしょうし、ベテラン調査員のように調査の経験を積んでいるわけでもありません。その意味で技術的な面からも限界があるといわざるをえません。
そこで、浮気の証拠集めに困ったら探偵に相談・依頼するのも一つの方法です。しっかりとした調査力をもつ探偵であれば、訓練された調査員とハイテクな機材を駆使しながら、より決定的な証拠をスピーディーに集めてくれます。ご自分で行う負担を軽減できる点も大きなメリットです。
探偵に依頼する必要があるかどうかは、浮気を調査する目的やどんな証拠を集めたいかによって異なります。パートナーとの関係修復が目的で調査する場合は探偵に依頼する必要はないかもしれません。一方で、慰謝料請求や離婚を考えているときは決定的な証拠が必要で、そのためには探偵に依頼する必要があります。
近年はほとんどの事務所が無料相談を受け付けていますし、費用の見積もりも無料で出してくれます。相談したからといって必ずその事務所に依頼しなければならないというわけではありません。時間の許す限り複数の事務所に相談し、比較検討することがご自分に合った事務所を選ぶ際のポイントです。